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当社は昭和43年の設立以来一貫して日本の伝統建築技術を用いた木造建築により、お客様に心から満足いただける家づくりをおこなってまいりました。
私どもが伝統建築技術と生きた木材を使用する建築にこだわるのは、決して大工の独りよがりによるものではありません。耐震性や耐久性、住まう方の健康など、家づくりにおいて最も大切な要素を考えたとき、必然的にここにたどり着くからです。それは真にお客様のことを考える私どもの姿勢の表れであるのです。
価格設定や見栄えのみを優先させる現代建築が広まる中、この伝統建築技術による家づくりは敬遠されることが多くなっておりました。しかし、震災による建物の崩壊や建築材料に含まれる化学物質による身体への悪影響などが人々に認知されるようになった現在、私どものこの家づくりの考え方が改めて見直されております。それは必然の結果とも言えるでしょう。
そして今、家づくりを通して、この伝統建築の良さとその技術を広く普及させることこそが私どもの使命と考え、さらなる技術と品質の向上を目指し日々精進いたしております。
小規模な会社ではありますが、その高い技術力と大いなる情熱をもって、業界のリーダとしての役割を果たせたならばと考えております。 どうぞ、今後とも皆様のご支援、ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
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大黒柱、通し柱、框や軒など部位によって、選ぶ木も太さも違います。左によじれた木もあれば右を向いた木もあります。楠や檜などの種類によっても特徴は大きく異なります。木にも癖があります。その癖を活かして建てる。歳月の流れにも揺るがない堅固で良い建物は、木を知り尽くしている匠の卓越した知恵と古来から伝わる技法、長年培ってきた技術から生まれます。
木には温もりがあります。それは生きているからです。生きた木を使い包み込まれるような温かな家で過ごす日々は、快適で身も心も健やかに育むことができるでしょう。
現代建築では金属のプレートとボルト等によって木の柱を組み立てていきます。一見頑丈に思えますが、この工法には欠点も隠されています。生きた木と金属は相性が悪いということです。施工時にしっかりとボルトを止めても、経年により木材が乾燥し収縮すると、大きく緩んでしまうのです。当然耐震性においてはマイナス要因になります。その他にも様々な点でこの金属と木材の相性の悪さが問題となるのです。これに対して日本の伝統建築においては、柱と柱は正確なほぞとほぞ穴によってしっかりと組まれ、生きた木材同士が互いに馴染み、密着度を高めていきますから、地震にも強いしなやかな構造が実現します。
耐久性という点においても、良い木材を使用した伝統建築では築後数百年という建物も珍しくありません。はたして鉄筋やプレハブによる建築物でこの耐久性が実現できるでしょうか。
また、伝統建築による生きた木材を使用した家は、家そのものが生き物のように呼吸をします。それによって通気性が確保されます。接着剤などの化学物質を使用した部材を使用することもないので、健康を害することがありません。
伝統技術による木造建築にこだわり、さらなる技術と品質の向上を目指して日々精進しながら、世の中に広く普及させることこそが、私たち佐藤工務店の使命だと考えております。
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